• テキストサイズ

大事なモノ~みんなの幸せを祈って~【鬼滅の刃】

第25章 逃げ場のない目覚め※微裏閲覧注意※


三人だけの甘い「共犯生活」が始まって数週間。

その平穏(という名の蜜月)は、一人の男の暴走によって、さらなる混沌へと引きずり込まれることになる。

ある夜。炭治郎くんの腕に抱かれ、無一郎くんに首筋を甘噛みされながら、私はまどろみの淵にいました。 しかし、突如として寝室の空気が凍りつく。

「……指導に来た」

「ひゃいっ!?」

私が飛び起きると、そこには抜刀こそしていないものの、凄まじい圧を放つ冨岡義勇さんが立っていました。

「冨岡さん!? こんな夜更けに……しかも人の家に勝手に入ってくるなんて!」
炭治郎くんが私を庇うように立ち上がるが、義勇さんの瞳はかつてないほどに据わっていた。

「……報告を受けている。お前たちが修行もせず、一日中この女を『愛でて』いるとな。……放置すれば、彼女の体が持たん。ゆえに、俺が管理する」

「管理って……義勇さん、目が怖いよ。ただ嫉妬してるだけでしょ?」

無一郎くんが冷ややかに指摘した瞬間、義勇さんの中で何かが音を立てて弾けた。

「……そうだ。嫉妬している! なぜ俺ではなく、この二人なのだ……!」

あの冷静沈着な水柱が、感情を爆発させて叫ぶ。
彼はそのまま大股で歩み寄ると、炭治郎くんと無一郎くんを左右に突き飛ばし、私を力強く、折れそうなほど抱きしめた。

「……! 俺は、お前を失いたくなくて、ずっと理性を保とうとしていた。だが、もう無理だ。……お前が、お前が愛おしすぎて、壊れそうだ」

義勇さんの体は微かに震えていました。その熱い吐息と、むき出しの情熱に、私の心臓はこれまでにないほど激しく打ち鳴らされる。



*
/ 139ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp