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大事なモノ~みんなの幸せを祈って~【鬼滅の刃】

第24章 翌朝の情景


砂塵の中から現れたのは、氷点下の殺気を全身から放ち、抜刀こそしていないものの今にも「凪」を繰り出しそうな義勇さん。

そして、その横には血管を浮き上がらせた不死川さんと、笑顔なのに目が全く笑っていないしのぶさんが立っていた。




「てめェら……一晩中、気配が消えてたと思えば……こんなところで何してやがったァ!」
「あらあら。離れから漂うこの『匂い』……。炭治郎くん、時透くん、説明を伺いましょうか? 笑顔で、ね?」




炭治郎くんは咄嗟に私に布団を被せ、自らの体で私を隠すように立ちはだかった。


「義勇さん、不死川さん! 俺は、俺たちは本気です!さんを、一生かけて幸せにすると誓いました!」
「……そうだよ。文句があるなら、僕が相手になる。昨日、彼女は僕たちのものになったんだから」

無一郎くんも平然と言い放ち、私の手をぎゅっと握り直す。



その言葉が決定打となり、義勇さんの背後にそびえ立つ背景には、もはや荒れ狂う冬の海が見える。


「……許さん。炭治郎、お前は今日から再修行だ。時透、お前もだ。……は、俺が保護する」

「ふざけんじゃねぇ! 俺も混ぜろっつってんだろォが!(?)」

「不死川さん、それは口が滑りすぎていますよ?」




平和になったはずの産屋敷邸で、史上最大級の「柱合会議(痴話喧嘩)」が勃発。
昨夜の甘い余韻に浸る暇もなく、私は布団の中から「もう、好きにして……」と、遠のく意識で明日の平穏を祈るのでした。


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