第23章 霞を払う熱情※微裏有り注意※
その夜、離れの一室は、外の静寂が嘘のような濃密な空気に包まれていた。
行灯の薄明かりの中、は炭治郎と無一郎、二人の愛し子に挟まれるようにして横たわっている。
「、怖がらないで。俺たちの全部で、貴方を愛させてください」
炭治郎が耳元で甘く囁き、首筋に優しいキスを落とします。その日向のような匂いが、の緊張をゆっくりと解いていきます。
「炭治郎にだけ、いい思いはさせないよ……」
反対側から無一郎が、の指先を一つ一つ絡めるように愛撫し、唇を奪った。
昼間の「大人のキス」をなぞるように、それでいてさらに深く、激しく。
炭治郎の手が背中を愛おしそうになぞり、無一郎の吐息が肌を熱くさせる。
一人の男としての包容力を見せる炭治郎と、若さゆえの情熱を剥き出しにする無一郎。
二人の異なる熱量に翻弄されながら、の意識は甘い快楽の中に沈んでいきました。
「……君のこんな声、僕だけが知ってればよかったのに」
「、俺を見て……愛しています」
二人の愛は、激しく、どこまでも優しく。
夜が更けるまで、三人の影は一つに重なり合い、平和になった世界で、これ以上ないほど甘く、淫らで、尊い時間を刻み続けるのでした。
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