第18章 無惨の襲来と、冷徹な交渉
戦いの準備が進む中、お館様の計らいで、全柱が集まる「最後の晩餐」が開かれた。
「わぁぁっ!ちゃん、このお肉も食べて!力が出るわよ!」
「南無阿弥陀仏……この縁を大切にしよう」
「派手に食え! 景気づけだ!」
蜜璃ちゃんや悲鳴嶼さん、宇髄さんの明るい声が響く。
けれど、その賑やかさの裏には、「明日、誰が欠けるか分からない」という切ない覚悟が潜んでいた。
私は一人、庭に出て月を見上げていた。
すると、後から義勇さんと無一郎くんがやってきて、私を挟むように座った。
「……怖くないと言えば嘘になる。だが、俺はお前を守り抜く。それだけが、俺の今の生きる理由だ」
「、僕、絶対に死なないよ。君が未来を知っているなら、僕たちが笑っている未来を、一緒に作ってくれるんでしょ?」
二人の真っ直ぐな想いに、涙が溢れそうになる。
私は、自分ができる全てを懸けて、彼らを死なせないと誓うのであった。
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