第9章 お館様の真意
体調が回復した私は、お館様に呼ばれて二人きりで話す機会をいただいた。
庭園を見渡す縁側。
お館様は、私の発現させた力について、静かに語り始める。
「、あの時見せたのは、君の『守りたい』という意思が形になったものだよ。
それはこの世界の呼吸法とは違う……いわば、この世界の『運命』そのものを書き換えるような、強い干渉力だと思う」
お館様の言葉に、私は自分の手を見つめた。
「私に……そんな力が……」
「君が未来を知っているのは、それを変えるためかもしれない。……、不安かもしれないが、私は君を信じているよ」
その優しい声に、私は「精一杯頑張ります」と、改めてこの世界で生き抜く決意を固めるのでした。
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