第46章 炭治郎の再アプローチ ― 家族の絆という光
そんなカオスな状況の中、廊下から静かに、けれど力強い足音が近づいてきました。
「……皆さん、夜分に騒がしくするのは さんに毒ですよ」
現れたのは炭治郎くん。
彼は柱たちの殺気立った空気にも怯まず、真っ直ぐに私の目を見て、一通の手紙を差し出した。
「時透くんの気持ちも分かります。でも、俺の想いも、言葉だけじゃ伝えきれないから……。これ、俺と禰豆子、それに母さんや弟たちみんなで書いた手紙です」
手紙には、幼い弟たちが一生懸命描いた似顔絵や、「お義姉ちゃん、早く会いたい」という、あの日私が救った家族からの温かな言葉が綴られていた。
「 。俺は時透くんみたいに君を閉じ込めたりはしない。でも、俺の家には君の居場所がもう用意されているんだ。俺たちと一緒に、あの家で生涯を過ごしてほしい。それが俺の、そして家族全員の願いです」
炭治郎くんの正攻法のアプローチは、柱たちの独占欲とは違う「未来への希望」に満ちていた。
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