第8章 新月の夜
持ってきていた制服に着替えて教室に向かう。途中で待っていた飛雄と合流して、一緒に歩く。
「ずっと思ってたんだけどさ…スカート短すぎねぇ?」
「え〜?普通だよ?みんなそうじゃん」
「他はどうでもいいんだよ。お前が他の男に見られんのやだし、俺も…興奮すっから」
耳を赤くしてそっぽを向いた飛雄を見て、思わずクスッと笑ってしまった。私の全部知ってるくせに、このくらいで興奮しちゃうんだ。
階段の影まで連れてきて、ブレザーや中に着ていたカーディガンの裾を上げた。クルクルと巻いたスカートが飛雄の目に映る。
「飛雄が好きな長さにして?」
飛雄は息を呑んでウエストに触れた。優しく脇腹を撫でて、捲ったカーディガンの中に入れてくる。
「と、飛雄……ん…」
唇が触れて背中に回った腕が抱き締めてくる。早くしないとHRに遅れちゃうんだけど…それでも拒むことはしなかった。
背中にある手がシャツ越しに肌を滑って、スカートに触れる。キスをしたまま長さを調節していく。舌が絡んで、水音が耳に響いた。見られたらどうしよう…。
「これでいいぞ」
唇が離れてスカートを確認してみると……膝が少し隠れていた。まさかここまで長くされるとは思わなかったけど、飛雄がそうして欲しいのなら、卒業までこの長さで過ごそう。