• テキストサイズ

TRUE〜絡み合う糸〜【ハイキュー!!】

第5章 月影に背を向けて


「いつまでそうしてんのさ」と飛雄くんを撫でていた手を取られ、体育館の隅に連れられていく。壁ドンのように身体の横に手をついて、「ん」と少し屈んだ蛍。

「どうしたの?」と不思議に見つめていると手を取られて、ふわふわな髪の上に置かれた。くせっ毛な金髪が手の平を擽る。

「僕も撫でてよ…」

蛍が…可愛い!?撫でていれば、もっとと言うように頭を押し付けてくる。「しょうがないな〜」と嬉しさを滲ませながら撫でていた。

「お前らぁあああ!!高校生にもなって兄妹で仲が良いのは解せん!クソ羨ましいぃいい!!」

突然の大声に肩をビクつかせながら、首を倒して蛍の身体で隠れた奥に目を向ける。田中さんと西谷さんが本音を滲ませながら嘆いていた。

口角が引き攣る。苦笑を浮かべることしか出来なかった。

「田中さ〜ん!ジョリジョリしたいですっ」

ちょっとした好奇心。坊主の触り心地は良いと聞く。「いいぞ〜」と得意気に近付いてくる田中さんにワクワクしていた。

そして、蛍の顔がなんとも言えない顔になっている。眉を顰め、下唇が突き出ている。そんなに嫌なのだろうか…。
/ 92ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp