第4章 還る月
「揺ちゃん…それって、影山くん…だよね?」
仁花ちゃんと一緒にお風呂に入ると、私の身体を見た彼女が、顔を真っ赤にして聞いてきた。もう恥ずかしくて堪らない。飛雄くんにもうつけないよう言わなければ…。
頷きながら頭からシャワーを掛けた。
どうしたらいいんだろう…蛍を選んだらいいのだろうか。このまま何もなかったかのように飛雄くんから離れて、蛍の…包み込むような温かさと支配に囚われて生きていくのか。両親にもちゃんと話さなければならない。
ぐちゃぐちゃになりそうな頭と心を抱えて、それを忘れるようにマネージャーの仕事に集中した合宿だった。