第3章 影に落ちる
「まぁいいや。わり、寝るか」
そのままで!?思わず叫び出しそうだったが、荒い息を整えるように深呼吸をして、目を瞑っている飛雄くんに息を呑む。そんな彼を見て、我慢させてしまっていると申し訳なく思った。
そっと手を伸ばして、硬いソレに触れた。「やめろ」と言われるが、止められなかったので指先で撫でてみる。こうして男の人のを触るのはほとんど初めてだ。
「俺、お前のこと触りてぇから触っただけなんだけど。させたくて触ったわけじゃねぇ」
「トイレ行くから寝てろ」と頭を撫でて部屋を出ていった。何故かそのまま戻ってこない気がした。その予想は当たり、飛雄くんは戻ってこなくて…仕方なく一人で飛雄くんのベッドで眠った。