第3章 影に落ちる
なにこれ…飛雄くん、初めてっぽいのに…蛍より気持ちいいかも…あ、飛雄くんが上手いとかじゃなくて、私の気持ちが違うからだ。蛍の時は嬉しいとも嫌とも思わなかった。飛雄くんは…嬉しい。
蛍と比べてごめん。今、蛍のこと考えてごめん…と思いながら、結局は影に沈んでいく。
「と、びおく…あっ、も…イくっ…んあッ!!」
荒く息をしながら腰をビクビクと浮かせる。恥ずかしくてどうしようもなかった。飛雄くんに触られて気持ち良くなって、熱を弾けさせた。私の厭らしいところを飛雄くんに知られてしまった。
達した余韻が治まってくると飛雄くんは下着の中から手を出し、濡れた指を舐める。その様子をあわあわと動揺しながら見つめていた。
「なぁ、なんで甘ぇの?まんこってこういう味すんの?」
「え?いや、わかんない…それより、もう少し言葉を……」
飛雄くんの直接的な言葉に顔が熱くなって、何故か喋った飛雄くんではなく、私が恥ずかしくなった。さすがにそういう言葉への耐性はない。
飛雄くんは「ふぅん」と考えながら答えて、でもすぐに鋭い瞳で見つめてきた。どうしたの?と問う前に片足が腰に乗る。
「コレ…怖ぇ?」
腰に当たる硬いモノがすりすりと擦れた。怖いとは思わないが、私でそういう風になっている嬉しさと恥ずかしさで混乱して、何も答えられなかった。