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TRUE〜絡み合う糸〜【ハイキュー!!】

第3章 影に落ちる


「あ、狭いかも」

「おい、お前が引っ張ったんだろ」

謝りながらクスクス笑っていると、「こうすれば狭くねぇだろ」とこちらを向いて私のお腹の上に手を置いた。蛍とはいつもこんな距離なのに、相手が違えば…影山くんだから、緊張してドキドキして…頭爆発しそう。

腰を引き寄せるように掴まれて、「こっち向け」と言われれば、身体は勝手に影山くんの方を向く。影山くんは何故か機嫌良さげに笑っていて、ぎゅっと…大事なものを抱えるように、頭と腰に手を置いて抱き竦めてくる。

この腕の中で全てを忘れて、優しい夢の中に浸っていたい。

「なぁ、飛雄って呼べよ。お前、月島のことも名前で呼んでんだろ……揺」

「っ…と、飛雄…くん。蛍は幼馴染だったし、今は兄妹だからしょうがない……」

「うっせ。お前いっつも、蛍蛍うっせぇんだよ」

なんで怒ってるのかわからないし、機嫌が悪くなったのもよくわからない。自分で蛍のこと話題に出したくせに…それでも「ごめん」と謝って、その胸に顔を擦り寄せた。

「その口から出てくる男の名前は――飛雄だけでいい」
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