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TRUE〜絡み合う糸〜【ハイキュー!!】

第3章 影に落ちる


次の日のお昼休み、蛍や忠とご飯を食べていると影山くんに呼び出され、睨む蛍に目で謝りついていく。

普段あまり人が通らない、廊下の突き当たりの階段の踊り場。今日の部活で何かあるのだろうか…だとしても、こんなとこには来ないか。不審に思い、影山くんを見上げる。

「月島とは兄妹だよな?」

「え?うん…どうしたの?」

何を言われるかわからない少しの恐怖と、未だに彼への想いが消えない心が、バクバクと激しく脈打つ。

影山くんは言いづらそうに目を泳がせ、頬を染める。その様子に、ほんの少し期待してしまった。人が来ない場所、二人きり…雰囲気が告白のそれに近かった。

「……昨日…部室で、月島とやってた…」

「……え?な、なに言って…」

見られていたのかと焦る。同時に中心から身体が冷えていくのを感じた。手足が冷えて固まり、動かすことすらままならない。一番見られたくない人に見られてしまった。

付き合ってるのかと問われ、ぎこちなく首を振る。どうしたらいい?蛍との関係も事実、見られてしまったのも事実。やはり、拒むべきだったのだろうか。今更、後悔ばかりが渦巻いた。

「昨日、月島にも聞いた。お前らの関係…はぐらかされたけど……今日、部活終わったら俺の家に来い」

「来なければバラす」と脅され、首を縦に振るしかなかった。あの夏に焦がした胸がこんな形で崩れ去っていくのは、あまりにも辛かった。蛍との関係を続けていれば、いつかこんな日が来るかもしれないと、わかっていたのに。
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