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TRUE〜絡み合う糸〜【ハイキュー!!】

第2章 始まりの糸


辺りが闇に覆われ始める中、練習を終えた蛍たちの後をついていく。初日に問題を起こした1年が外で練習していると聞き、見に行くことに…いや、揶揄いに行くことにしたらしい。本当、いい性格してる。

グランドの隅でバレーボールを打ち合う2人の姿が目に入った。私とあまり身長が変わらなそうな男の子のその、陽だまりのような髪の上でボールを掴んだ蛍。

私は日が落ち、肌寒くなった空気に、自身の両腕を制服の上から擦っていた。まだ部活をする生徒たちを眺める。

「へぇ、ホントに外でやってる。」

蛍は返せよとぴょんぴょんと跳ねる男の子を、どんどん煽っていく。どうして蛍は、私や忠以外だと、こんなに意地悪なのか…。

「小学生は帰宅の時間じゃないの?」

そりゃあ、蛍に比べたら小さいかもしれないけど…って、私はどうなるの!?絶対あの子より小さいのだけど…と思いながら、蛍の背中を睨んだ。

「誰なんだお前ら!」と男の子が威嚇している。何組の子なんだろう…。Tシャツ姿を見て余計寒くなった私は、蛍の腕へと擦り寄った。やはり、蛍は温かい。

「入部予定の他の1年か」
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