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私が梵天の首領マイキーに飼われるまで

第4章 快楽の日々


「……俺……夢子ちゃんのこと大好きだから……」「……」「そうだよなぁ~俺は…もう……あの頃の俺じゃないもんな……」そう言われたとき私の心はギュッと締め付けられた…「……俺はもう犯罪組織梵天の首領で……何人も人を殺してきた。もう後戻りはできないし……」「……」私は黙って聞いているしかなかった。彼は続けるように言った。「でもさ、もし俺が普通の男だったら? もし普通の奴だったなら?……お前と普通の恋人として出会えていたら……お前と普通に恋して、デートして……結婚して子供作って……そんな未来があったなら……でも……もう未来は変わっちまった……今さら後悔しても遅いよな……わかってる、わかってんだよ……でも……考えずにはいられないんだよ……もし……もしも……」そこで言葉を詰まらせてしまったマイキー。「大丈夫だよ……私、今こうしてるだけでも幸せだから……それにもう私たちは恋人でしょ?」「恋人?はぁ?違う!違うんだ!俺とお前は……セ○レ関係みたいなもんだ………俺は……お前を縛ってるだけなんだよ……」彼は絶望に満ちた目で私を見ていた。その表情はまるで迷子になった子供のようだった。私はそんな彼を抱きしめて言った「違うよ!私たちは恋人同士だよ!」「……違う!違うんだ!」「違くないよ!私は……マイキーの事が好きだよ」
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