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俺の名は
第6章 ほどける心
中から漂う古紙と線香のような匂いに、澪は思わず息を呑んだ。
夜「ここだ。入れ替わりの記録も、多分ある。」
夜蛾の声は、どこか試すようだった。
甚爾は無言で中に足を踏み入れ、その背に澪も続いた。
暗い保管室の中、無数の棚が並び、そこに眠る古びたファイルが2人を迎えていた。
——探せば、必ず何か見つかる。
だが同時に何を代償にすることになるのかも、まだ分からないままだった。
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