• テキストサイズ

彼らの手と、私の心

第12章 第11話 ― 心の安らぎ ―


玖仁くんの美容室に行ってから、数日が経った。
仕事からの帰宅中、
鞄の中で、スマホが小さく振動する。

立ち止まって画面を確認すると、
玖仁くんから、次の予約についてのメッセージが届いていた。

『次の予約、〇月〇日に変更しても良いですか?』

『大丈夫です!よろしくお願いします』

そう返信して、
私はまた、歩き出す。

帰宅後、
少し迷ってから、
私は彼に、追加でLINEを送っていた。

『この間、
もっと仲良くなりたいって言ってくださったの、
嬉しかったです!』

しばらくして届いた返信は、
短いものだった。

『それでしたら、よかったです』

たった、それだけの言葉。
けれど、画面を閉じたあとも、
胸の奥に、
ふわりと、あたたかさが残っていた。
/ 18ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp