第4章 ドア越しに(リチャ)
「んぉ゛ッッ~~ーーッッ♡♡」
もはや誤魔化しの効かない大きな声では果ててしまった。
男友達はに何かあったのかと思い、急いでドアを開けようとする。だがとリチャードが寄りかかっているせいで開かない。
男友達『!!!』
「お、ぁ...○○くっ...♡」
リチャードは急いで着崩した自分の服との服を正す。そして腰が砕けたを引き寄せて支えてやりながら男友達を出迎えた。
男友達「誰っ!?」
リチャ「すまないな。は生憎具合悪いらしく...一先ずここは帰ってくれないか。」
男友達「え、誰!?ってかコスプレ?「騎士」!?」
リチャ「...正しく私は騎士のリチャード・スターリングだ。」
男友達「え、え、は?は?」
「ごめん、○○くっ...♡今日は帰って?♡ぐ、具合悪くなっちゃって...♡」
リチャ「という事だ。は恋人の私が面倒見る。赤の他人はとっととこの場から立ち去れ...。」
男友達「...え、え?」
リチャ「早くしろ。さもなくばお前の首が飛ぶかもな?それと金輪際、私のに関わるな。...良いな?」
男友達「ひ、ひぃぃ~ーー!」
男友達はギラギラと光るリチャードの剣を見て思わず腰抜けながらもこの場から立ち去った。
「......。」
リチャ「この事はあの二人にも報告しておかないとな?」
リチャードはへたり込むの頬を撫でる。
リチャードの人差し指に光る指輪を虚ろな目では見つめていた。