第3章 野外で...(マティ)
「今日はマティアスと出掛けてくるから、フロリアンとリチャードはお留守番。仲良くしてね!喧嘩しないでね!」
フロ「喧嘩なんてするわけないじゃん。時間の無駄だし。」
リチャ「コイツが気に障るような事を言わなければ何も心配はいらない。」
マティ「もう危うい雰囲気流れてるけど。」
「それじゃ、朝ごはんも済ませたし...行こ?マティアス?」
マティ「...うん。」
フロリアンとリチャードはつまらなさそうに2人に手を振った。おそらくこの二人は大丈夫であろう......?
玄関を出るとマティアスはの手を握る。
マティアスからのスキンシップに一瞬ドキッとするがそれ以上のことを昨日したのを思い出せばぶわっと一気に顔が赤くなった。
マティ「?」
「は、はひっ.../」
マティ「顔。赤いよ...。」
「言わないでっ.../」
マティ「...ふふ。ごめんね。...つい。」
マティアスの服装は初期衣装のままだし、万が一第五人格オタクに見つかればコスプレだのやんや騒がれてしまう。
先に急いで服屋に寄ることにした。
マティアスは高身長なので服の裾が長い方が似合うのではないかとカジュアルでマティアスの茶髪と合うような少し控えめの色を選んでみた。
「ちょっと着てみて!」
マティ「うん。わかった。」
試着室の前でしばらく待っているとが渡した服を見に纏ったマティアスが出てきた。
「かっこいい...♡」
マティ「...や、やめてよ...そんな事言わないで.../」
マティアスは照れてしまったのか顔を隠した。
「似合うよ...♡」
マティ「~ーーーっ//」
マティアスにぎゅっと抱きつくとマティアスは遂にショートし顔を真っ赤にして逆上せたように天に顔を向けた。
とりあえず会計を済ます。
「デートはこれからだからね。」
マティ「...うん。そうだね。」
一先ずマティアスが食べたがっていた和食屋に向かい昼食を済ませて、本屋で小説を探したり色々と楽しんでいた。そんな中不穏な影が現れた。