第1章 出会い (マティ、フロ、リチャ)
フロ「そんな強く触ってないんだから起きるわけないでしょ。まぁ...こっち触ったら起きるかもしれないけど...♡」
フロリアンがの胸に手を伸ばした瞬間にマティアスはそれを阻止した。
マティ「やめた方がいい。そういうことは同意を得てするべき事で...。」
フロ「あ、人形師そういうの気にするタイプなんだ?」
リチャ「お前は紳士的じゃないなブランド。」
フロ「ちょっとイタズラしようとしただけじゃないか。」
フロリアンは仕方なさそうに手を下ろして大人しくし始めた。
はいつも3人を使用キャラとして選んでおり、また3人を推していて3人の事が大好きだ。その気持ちは3人にも伝わっていて、と潜るマルチや協力狩りが楽しくて仕方が無かった。気に食わない事があるならば推しが3人いるということだが。
フロ「早く起きてくれないかな...♡」
フロリアンは間違いなくこの状況を楽しんでいて、それが明らかに伝わっている2人は呆れていた。勿論リチャードとマティアスもこの世界にトリップした事は嬉しいがそれよりもこれからどういう風に生活していけばいいかという不安の方が勝っていた。
その不安が特に大きいマティアスはフロリアンに堪らず声をかける。
マティ「ブランドさんなんか楽しんでない?」
フロ「当たり前でしょ、さっきも言ったけど大好きなの所に来れたんだから嬉しい他ないよ。」
「んん...ん...。」
リチャ「あぁ、眠り姫が起きたみたいだぞ。」
が目を擦りながら目を覚ます。覚醒したばかりの脳はただでさえ異様なこの状況を飲み込むのは時間を要するだろう。
現に長い沈黙と見つめ合いが続いている。
「これは夢だ...。」
がとった行動はもう一度寝るという行動だった。
フロリアンはそれを全力で阻止した。
フロ「夢じゃないよ!起きて!」
ぎゅむっと大きな体でを包むと優しく起き上がらせてやる。は遅れて状況を理解し意味不明な言語を叫びながらフロリアンの胸板を押した。
「くぁwせdrftgyふじこlp!」
はもう一度3人を見ると一際大きな声を上げた
「ぎゃぁぁぁぁ!!!なんで!?」