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UnTitled (R18)

第1章 出会い (マティ、フロ、リチャ)


フロ「.........どうする?」
リチャ「...どうするべきか。」
マティ「.........私だって、どうするべきなのか...分からない。」
「すぅ......すぅ...。」


3人は非常に混乱していた。先程まで居館に居たからだ。
試合を終えてしばらく休んでいると突然視界が暗転し、気が付けばここにいた。
フロリアンは寝ているの頬をそっと撫でる。


フロ「...かわいいなぁ。」
リチャ「何を気安く触っている。」
フロ「えぇ?だって念願の好きな人の部屋にいるんだよ?これぐらい良くない?ねぇ人形師そう思わない?」
マティ「...ブランドさん。...貴方は何時になったら名前を覚えてくれるの。」
フロ「覚える必要はないと思うんだけど。僕達は馴れ合うためにあの荘園にいる訳じゃないしさ。」
リチャ「人を役職で呼ぶのでは無く、名前で呼ぶのが礼儀じゃないのか。」
フロ「「騎士」ってさ意外とそういうの気にするんだね。人の事階段から突き落としておいt
リチャ「首を落としてやろうか。」
フロ「わぁこわいこわい!」
マティ「やめなよ。大の大人がみっともない。が起きちゃうよ。」


フロリアンの首元に剣の刃先を突き付けるリチャードの右手をマティアスは掴み下ろす。マティアスはこの2人の行動を見ていただけで疲れたのかため息をついた。
リチャードは渋々剣を鞘に収め、フロリアンは依然として貼り付けたような笑みを浮かべていた。


「ん...っ...。」


が身動ぎをすると3人はぴくりと反応をする。起こしてしまったかと思ったがどうやらまだは眠りの世界にいるようで3人は胸を撫で下ろした。


リチャ「...さて。が起きてしまったら何て言うべきだろうか。私達がいきなり飛ばされてここに来てしまったとしても、立派な不法侵入には変わらないだろうからな。」
フロ「でもなら事情を説明すれば受け入れてくれそうだけど?...も僕達のこと好きなんだし。どの道この世界に来れたらあっちに帰る必要なんて無いし...♡」


すすっとフロリアンはの頬を撫でてうっとりと頬をさらに緩めた。その手をマティアスは払い除けた。


マティ「触わりたい気持ちもわかるけど、起きたらどうするの。」
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