第4章 エスカレートしてしまう気持ち
「ご主人様~、今日は何をいたしましょうか?」と私は猫耳の付いたカチューシャをつけながら言う。「ハハハ、お前本当に猫みたいだな」と言って笑う彼を見て私も思わず笑ってしまった。「だって、ご主人様が猫耳カチューシャと首輪……メイド服まで買ってくるんだもん」と言って頬を膨らませると、彼は「あ?悪いかよ?」と言いながら私の頭を撫でた。「いえ!全然悪くないです!」と言うと彼は安心した表情を見せた後私を抱きしめた。「そっか……じゃあ、早速始めようか……」と言われて私は少し緊張しながらも彼の膝の上に乗ったのだ。「……はい、ご主人様♡」と言うと彼は嬉しそうな顔をしたので私も嬉しくなったのだった。「そうだな……じゃあ、まずはキスからだな」と言われて私たちは唇を重ねた。最初は触れるだけの優しいキスだったが次第に舌を絡める濃厚なものへと変わっていった。しばらくお互いの唾液を交換した後ゆっくりと口を離すと銀色の糸が伸びていったのが見えた。それを見た瞬間恥ずかしくなった私は俯いてしまうのだった……