第9章 【闇夜の太陽/2章:ロー落ち編】08話
《AnotherStory/闇夜の太陽》ロー落ち編
第2章│08話【━━━━━━━━━】
08/10話:1(2/4)/1P┃24/32P┃2700字
ドリノベ様再投稿用変加筆済
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「あのねロー。………私は確かにコラさんがすごく好きだったし、幸せにしたかった。でも彼のことでツラそうにしているローの方が多分…心を…しめつけてたんだと今は思うの」
「………なら今、コラさんがお前を求めても、おれを選ぶのか?」
「なっ、……うん。アタリマエデショ」
「ウソくせェ。…やっぱり敵わねぇなぁ…」
「あはは!嘘嘘!大丈夫、ローを愛してるよ」
チュッ
「私の色んなトコが貴方を『好きだ』って言ってるんでしょ?それを信じなさいな。今、他の人が来ても恋愛感情で一番好きなのは、間違いなくローだから」
(マジホントにハズかしいくらいですけど!)
「………確かに、信じるよ。で、いつおれと結婚してくれるんだ?」
「~~~!!ちょっと!!ロマンチックにしてくれるんじゃなかったの?」
「………悪ィ。でもガマンできなかったんだ」
「もしもしローくん?貴方そんなこと言ってるの2回目ですからね?てか、堪え性なさすぎじゃない!?」
「はは、『誰の所為』?」
「『…………私』」
「『分かってんじゃん。全部当たり』」
「………もうっ!!」
「どうしようもネェほどに『━━━をおれのにしたい』このキモチを汲んでくれ。誰にも盗られたくネェんだよ」
「海賊~!でも例え結婚したからって取られないワケじゃないでしょ」
「べつにコラさんだけじゃネェんだぞ?【火拳屋】とか【竜爪屋】とか[麦わら一味]とか危ないヤツはいっぱいいるんだから牽制にはなるだろ」
「はぁっ!?………………それはさすがにヤキモチすぎじゃないの?この『ヤキモチ妬き屋』さん」
「せっかく言ったのに……ああ、こいつ鈍いんだった」
「だから私鈍くないし。その気がないのに愚かなこともしてないの!確かにその人達には好意は持たれているけど、恋愛感情じゃない。いや下心がある場合はその限りじゃないけども。だけどそれだってそんなには多くないから!」