第4章 モテ期襲来
そんなこんなで、自分の仕事を進めつつ彼女から浴びせられる質問に答えながら今日の業務をこなしていった。
「古村先輩って本当に仕事できる方で羨ましいです!村瀬、ちょっとパソコン苦手なんですけど、先輩のおかげで無事に今日の業務終えられました!ありがとうございます♡」
「それはよかった…。」
いや、全然良くない。
ちょっと苦手どころの騒ぎじゃなかったぞ!!
タイピング人差し指打ちにエクセルが使えない、しかもまだ初日なはずなのに、大量にデスクトップに散りばめらたファイルたち…。
初日からこんな重労働課せられて、先が思いやられる。