第4章 モテ期襲来
「古村が考えとることは理解した。」
「…私、最低だよね。」
彼は言葉を選びながら、どう伝えようかと少し悩み口を開く。
「正直、今は飢えてたからシたでもええと思うねん。その行為がお互い合意の上なら、身体重ねたからって責任もって付き合わないと駄目なわけでもない。」
「……。」
「俺のこと、ただの同期としてしか見てないって分かってた上で俺が抱いたんや。今は好きって気持ちがなくても、これからそう思ってもらえるように頑張る。だから、古村が謝るようなこと何もないで。」
それを伝えると、彼はラーメンを啜りながら、案外社食も上手い!とパクパク食べ進めていった。