第4章 モテ期襲来
昼休み…。
「古村、飯行こ。」
「う、うん。」
午前中、私のスマホに南波くんから昼ごはんのお誘いのメッセージが届き、一緒に食べることになった。
どうやら彼は、コンビニで買った物をいつも自分のデスクで食べているらしい。
私と言えば大体社食。
コスパ、味、共に満足しているため、あまり外食はしない。
「なんか、あれやな。飲みの席以外で一緒に飯って初めてやな。」
「確かに……。」
今回は私が食堂で食べることを伝えたら、一度利用してみたいと本人が言い出した。
「まぁ、本当は昼飯も一緒に過ごしたいって前から思っとったんやけど…流石にそれはきもいかな思て自重した。」