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愛が重たいです、南波くん【R18】

第3章 南波くんの重たい愛




パタン…。

ホテルの一室に入り、静かに扉が閉まる音がする。

私と南波くん。
二人だけの空間になる。

「古村」

突然名前を呼ばれて、びくりと体が反応する。

「な、なんでしょう。」

色々追いついていない私は、返事をするにも声が裏返った。

「なんで、先輩と飲んどったんや。」

やっぱり聞いてくるよね。

嘘をついても見破られそうだと思った私は正直に話した。

「…誘われたの。飲みに。」

「近づかないのはどうしたん。」

「腹割って話せる仲になれたら、仕事もスムーズになるって感じのこと言われたから、納得してついて行った。」

それを聞くと、彼は大きなため息をついた。

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