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愛が重たいです、南波くん【R18】
第2章 芹沢先輩
私は、慌てて上着と鞄を取り、先輩に会釈して南波くんと個室からでた。
「ありがとうございました。」
店員さんにドアを開けてもらい、そのまま外へ腕を引っ張られる。
夜道で人通りも減った中、二人の歩く足音だけが響いていた。
「な、南波くん。急になんでっ。」
「………。」
一言も返事をしてくれない。
ただ、腕を掴んでいる手だけはかなり力が入って、振り解くのも無理があった。
仕方ない、、。
私は諦めて、彼が向かっている先に一緒に着いていく。
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