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愛が重たいです、南波くん【R18】

第2章 芹沢先輩



「あ、ありがとうございます。」

返事をすると先輩はニコリと笑顔になり席を立つ。

「じゃあ、それだけ。企画書、ざっくりできたら一度俺に見せて。」

ばいばい。

手をひらひらさせながら食堂を後にした。


この間みたいに、とんだ台詞でも飛んでくるかと思ったら、今回は至って普通の会話で終わった。

もしかして、この間のことで私が声かけづらくなったと思ったのかな。

先程の芹沢先輩を見つけた一部の女性社員が少し盛り上がっている。

まだ少し動揺したままでいる自分を落ち着かせつつ、私は残ったオムライスを食べ進めた。
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