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愛が重たいです、南波くん【R18】

第5章 ダークホース




「あ!村瀬、芹沢先輩って名前聞いたことあります。時折、女性社員が噂してるくらい評判らしいんですけど、彼の方だったんですね〜!」

「そーなんやー。そんな先輩から告白されて、"古村さん"はモテモテやなー。」

明らかに南波くんが嬉しくなさそうな顔をするので、こちらも反応に困ってしまう。

来週のサシ飲み、絶対に気まずい…。

「で、先輩!どうするんですかぁ〜?」

恋バナを楽しんで聴いている彼女は遠慮なく質問を続けた。

「どうって…何が?」

「そりゃ、付き合うんですか?って話ですよ〜。」

何の事情も知らない人から見れば、確かに気になることだと思う。

しかし、それを今聞いてくるのは私にとって酷だった。

なぜなら、ここで先輩と付き合わないと発言すれば、振られた人として噂が村瀬さんから広まりかねない。

できれば、先輩とも気まずい雰囲気で仕事することは避けたい。

ど、どう答えよう…。
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