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愛が重たいです、南波くん【R18】

第4章 モテ期襲来



「あの件は本当に本当にほんとうに!!!すみませんでした…。」

本当の理由は大したことではなかったので、あえて言う必要もないと思い話をすり替えた。

何より謝るチャンスだ。

「俺、君と彼をくっつけるための当て馬だったのかぁー。古村さんのこと結構気に入ってたのに逆に利用されてたんだ。残念だなー。」

はぁぁぁあ、と盛大にため息をつく。

何か勘違いしている様子の彼に、慌てて否定した。

「…いや、実はくっついてはいないんですよね。」

「え。嘘っ。」

「あはは。…私、まだ彼のこと好きかわからなくて、考えてる最中でして…。」


芹沢先輩は冗談でしょ?と言う顔を向けたが、私は苦笑い。

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