第1章 恋愛相談
そもそも好きって気持ちになってから、先輩に声かけることにかなりのハードルを感じてしまっている。
会社で姿をみつけるたび、一人ドキドキしているのだ。
私、まじで恋愛したての高校生か、、、。
「まぁ、そんなことも聞けないんやったら、その程度っちゅうもんやなー。せいぜい頑張りや〜。」
彼のいつもとは明らかに、冷たい対応にムッとする。
なによ。彼女いないからって八つ当たりですか。
そこまで言うなら聞いてやろうじゃ無いの。
「……すみません、店員さん。ビール追加で。」
気合いを入れる為に追加のビールを頼む。
あいよーっとカウンターの店員が返事をくれた。
「………。」