第6章 中途半端で悪いか
その時計の鳩にくわえられて時計の中にアマイモンは消えていった…
『くっ…、アハハハハ!!!!』
突然腹を抱えて笑いだしたルナにメフィストは驚く
「…何故笑うんですか」
『…よく分かったぞ、お前の気持ちが…』
ニヤリッと笑みを浮かべたルナにメフィストはぎくりっと肩を震わせた
(わっ私の気持ち…? 私の気持ちって何ですか!!? …は!! まさかルナにひっそりと萌えてしまっている事が…!!?)
一歩ずつと近づき、ルナはメフィストが座る椅子の真横に立った
『メフィストお前…
弟のアマイモンが可愛くて仕方ないんだな?』
シーンッと沈黙が流れた
「…は?」
そしてメフィストが口を開いた
『だってそうじゃないのか? 俺に与えられた菓子を一人で美味しそうに食べるアマイモン、そしてまた俺の菓子を欲しがって、耐えきれなくなって時計の中に監きn「もういいですから言わないで下さいっ!!?;」
ぜぇーぜぇーっと息を切らして肩を上下するメフィスト
『まぁ安心しろ、メフィストの弟は取らないぞ?』