第6章 中途半端で悪いか
ぴきりっ!!とメフィストの額に一番大きな青筋が浮かんだ
「…ルナ」
『何だ?』
「猫になって私の膝に乗りなさい☆」
『は? 何で…』
「早く」
『(ビクッ!?) わっ分かったから睨むなよ…;』
ポンッと音を立てて赤い猫の姿になったルナはメフィストの膝の上に飛び乗った
『…うにゃっ』
メフィストが器用に手でルナを撫で始めた
(この手加減した強さと撫で心地…!!? なかなかのテクニシャン!!?)
(うにゃっ、ですと!!? なんて可愛らしい声を出すのですか//!!?)
お互いがお互い萌え?ながら一人の悪魔と一匹の猫は共に時間を過ごし、気づけば眠ってしまっていた…
「あぁっ!!? 仕事が終わってないじゃないですか!!?;」
『…頑張れ』
「まずいです!! 非常にまずいですっ!!!!; (…それにしても私はどうしてあんなにイラついてたのでしょうか…? …きっとそれはルナが変に間違えるのがいけなかったのですね!!!! 中途半端に間違えるんじゃありませんよ!!!!(怒))」
[中途半端で悪いか] 終