第6章 中途半端で悪いか
そう、ルナが指を鳴らしてショートケーキが乗った皿を出現させたのだ
『それは俺が作ったショートケーキという奴だ』
ぴくりっとルナの言葉に反応したメフィストとアマイモン
「…せっかく出してくれたのです、頂くとしましょう☆」
ショートケーキに添えられた小さな可愛いフォークでメフィストは食べ始めた
「兄上だけズルいです、ルナ」
「黙りなさいアマイモン☆ 貴方はクッキーを一人で全部食べてしまったではありませんか」
『そうだぞ』
「兄上もルナも冷たいです…」
「黙りなさい☆」
ぴきっと額に青筋を浮かばせながらメフィストは食べ終わった
「なかなか美味しかったですよ☆」
『なかなかは気に入らん、アマイモンなら全部美味しいと言って食べてくれるぞ』
またぴきりっとメフィストの額に青筋が浮いた
「兄上、いつも紳士らしくしているのに紳士らしくないです」
またぴきりっ額に青すg(省略)
『これからはアマイモンにやるか…』
ブチッと何かが切れた
「アインス・ツヴァイ・ドライ!☆」
「何でですか兄うっ!!?」
パチンッと指を鳴らして現れたメフィストの鳩時計