第7章 それは記憶かはたまた幻か
夢を見た
【はぁッ…ハァッ…!!!!】
夢の世界は真っ白だったはずの世界が真っ赤に染まり
【ぁア゛ア゛ァア゛アア゛アァア゛ッ!!!!!!!!!】
涙も唾液も汗も…
何もかもが真っ赤に染まった俺が居た…
「ーーールナ?」
メフィストの声が聞こえて眠っていたルナは目を覚ました
「大丈夫ですか? …酷く唸されてたようで…」
心配そうに見つめるメフィストにルナはフッと笑って見せた
『大丈夫だ、悪い夢を見ただけさ』
あの夢は一体なんだったのだろうか?
現実で起こっていた事?
それともただの夢…?