第4章 性別は重要なのか
「よくやりました☆」
メフィストはルナから本を受け取ると、少し空白の本棚に入れた
「何かご褒美をあげましょう☆」
『ご褒美?』
「一人でお風呂に入れた&飼い主である私の私物を見つけてくれた。 よって何か好きな物でも与えてあげましょう☆」
さぁ何がいいですか? と言いたげにウィンクして星を飛ばすメフィスト
「兄上、僕はお菓子がいいです」
「黙れアマイモン、お前は逆に私を困らせたではないか」
『……がいい』
ポツリ何かを呟いたルナ
「はい? もう一度お願い出来ますか?」
『俺専用のキッチンが欲しい、後料理の食材とかも』
「まるで女性のようなお願い事ですね?☆ いいでしょう! (これはもしや!! ルナの手料理が食べられるフラグ…!!?)」
(…俺の性別はしばらく黙っているか…)
後で驚く顔が見たいから
[性別は重要なのか] 終