第4章 性別は重要なのか
「ルナ…」
『何だデカブツ』
「お風呂に入りなさい☆ 後、私はメフィストです (またお仕置きされたいのでしょうか…?)」
ルナがメフィストの飼い猫になってからあっという間に一週間経っていた
『にゃぁ"あああ"ッ!!? 離せッ!!!! 俺は風呂は大嫌いなんだよッ!!!!!!』
「汚いでしょう!!?」
『猫は水が苦手って事を知らねぇのかアア"ァア"ア"!!?』
「それくらい知っています!! だけどそれは猫の姿の時でしょう!!? 人の姿になって入ればよろしいじゃないですか!!!!」
『今まで猫の姿で飼われてきた俺が人の姿で体洗うの出来ると思ってんのか!!?』
「偉そうに言わないで下さい☆ それってあまりにも恥ずかしい事ですよ、観念しなさい!!!!」
『ぎぃに"ゃぁあ"ああ"ああ"!!!!!!!!』
「一体何の騒ぎでしょうか…?」
ひょこっと覗きに現れたアマイモンは首を傾げた
「あぁアマイモン…、実は =ポンッ= あ!!? 待ちなさい!!!!」
アマイモンにメフィストの視線がいった瞬間、ルナは赤い猫の姿になって逃げ出した