第3章 名前を求めるか
そしてメフィストと目が合った
『…あぁ、おはよう』
「おはよう…ございます…?」
『メフィスト、俺は腹が減った。 餌を寄越せ』
「その前に、貴方はどちら様ですか?☆」
ーー。
「昨日の赤い猫でしたか…」
『そうムシャムシャだ』
「喋るなら食べるのやめなさい」
赤い猫の姿で焼き魚にガッツく姿にメフィストは呆れながら紅茶を飲んで一息
『ふぅ、旨かった』
「それはよかったですね☆」
ぱちんっとメフィストが指を鳴らせば、残骸になっていた魚が消えた
「…そういえば、貴方の名前を聞いてませんでしたね? (口の周りが魚のカスだらけ…!! 気づいて居ないところが可愛いっ…!!!!)」
『(ビクッ) あっあぁ…』
赤い猫はごしごしっと口の周りをティッシュで拭った
『…ミィーヤ』
「ミィーヤさんですか?☆」
『ラル、ハナ、サキ、ローア』
「…はい?」
『テト、メロン、ショートケーキ、チョコ』
「後半からお菓子になってませんか!!? とりあえず止まって下さいっ!!;」