• テキストサイズ

銀魂 短編集

第4章 赤い顔【高杉晋助】





「どうだ、ここの生活には慣れたか」


数ヶ月前、私は両親が殺され、自暴自棄になっていたところを高杉さんに連行され、鬼兵隊に入隊させられた。


実際に皆さんと一緒に戦うわけではないが、主にお医者さんなどに付き添い看護補助をさせてもらっている。


そのお陰か、他の隊士さんたちとも色々お話する機会があり、仲良くさせてもらっているのだ。


「…はい、楽しいです。」


私は1口日本酒を飲み返事をする。

だから私は高杉さんのこと信頼している。命の恩人である。



「そうかィ」


ククッと喉を鳴らしながら笑い、高杉さんもお猪口の中の日本酒を口に全て含む。


私は徳利を手に取り、高杉さんのお猪口に酒を注ぐ。



「その、高杉さんのおかげです。ありがとうございます」

「礼なんていらねぇよ」


ふと隣の高杉さんに目をやる。


......綺麗な髪の色だなぁ。着物の色にもとても合っている。


私が少し見つめていると、高杉さんの綺麗な眼とそのまま合う。


「......何をそんなに見ている?」


思わず目を逸らしてしまい、顔が赤くなるのを感じる。
/ 40ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp