• テキストサイズ

銀魂 短編集

第2章 貴方はそのままで【土方十四郎】




「っ!?」


土方さんの頬が少し赤く染まる。



「そ、その...…ミツバさんのことは……ききました、」


「っ、お前……誰からそれを…」


ミツバさんのことを話すと土方さんはふい、とそっぽを向いてしまう。



「で、でも……わたし、いいんです……その、ただ、土方さんに……伝えたくなっただけで……っ、その、土方さんと付き合いたいとか……そんな、高望みはしませんから……」



迷惑な話だよね、と告白してしまってから感じてしまう。


一方的に気持ちを伝えられたところで、相手からしたら迷惑な話である。


ごめんなさい、ほんとに……。


「……馬鹿かお前は」


土方さんはそういうと私の頬をむに、っと掴んでくる。


「あいつは……ミツバは……もうこの世にゃいねぇ。仮に俺がどんなに想っていても叶うわけがねぇんだ」


「っ、でも…」


「それに……。その……あれだ、」


そういうと、土方さんは少し顔を赤らめ私を見つめる。



「今は……お前が……いるから……その……楽しい」
/ 40ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp