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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第97章 忘れたい〜時透無一郎 不死川実弥【R強強】


「あっ…んっあ……」

激しく突き上げられるたび、全身に甘美な快感が走り、頭が真っ白に染まっていく。

無一郎くんが突く度に、身体が歓びに抗えなくなっていくのが自分でもはっきりと分かった。

そんな自分が、嫌でたまらない…

…今日も、一人で眠りたかったな…

こんな瞬間にまで別のことを考えてしまう自分が、たまらなく嫌になる。

けれど、無一郎に激しく抱かれ、彼の色に塗りつぶされていくたび、胸の奥に恐怖が込み上げてくる。

この快楽に身を委ねてしまえば、最後に会った義勇さんの感触を、完全に忘れてしまいそうで怖い。

もう継子は辞めた。

義勇さんの不器用な愛も拒絶した。

これ以上、無一郎くんを苦しめないためにも、周囲に迷惑をかけないためにも、自分は義勇さんに近づいてはいけない。

自分を真っ直ぐに求めてくれる無一郎くんの手を選んだはずなのに…。

それなのに、未だに義勇さんの面影を追いかけ、忘れたくないと心の何処かで、自分思っている事が何よりも恐ろしかった。

「はぁ…はぁ…ゆき…好きだよ…僕を見て、お願いだから…」

いつもは淡々としている無一郎くんが、今は余裕をなくし、狂おしいほど切ない眼差しでこちらを見つめている。

激しく揺れる二人の身体。容赦なく押し寄せる快感が、ゆきの微かな迷いごとすべてを飲み込んでいく。

「あっ…む、むい…くん…」

涙を滲ませながらその名前を呼ぶと、無一郎は愛おしそうに見つめ、さらに深く腰を動かした。

「いいよ…先に気持ちよくなって…」

その甘い言葉に弾かれるように、ゆきは無一郎の首にきつく腕を回し、縋り付くように下半身に力を入れた。

限界を迎えた身体が熱く脈打ち、意識が遠のく。

義勇さんへの罪悪感も、無一郎くんへの申し訳なさも、すべてが快楽でどうでもよくなっていく…

「ゆき…次は、僕の番だからまだ寝ないでね。」

二人の夜は、まだ終わらない…

まだ…
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