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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第94章 新たな生活〜時透無一郎 冨岡義勇【R強】


朝日が差し込み、光が寝室を包み込んでいる。

一晩中続いた無一郎の激しい愛に、ゆきの身体は重い気怠さが残っていた。

隣では、あんなにも激しくゆきを求めていた無一郎が、今は無邪気なほど穏やかな寝息を立てている。

ゆきは彼の腕をそっと解き、忍び足で身支度を始めた。

肌に触れる冷たい空気に、昨夜の狂おしいまでの時間が夢だったのではないかと錯覚する…。

それでも、身体に残る痛みと愛撫の痕が、あれが現実だったと容赦なく物語っていた。

私はまだ、義勇さんの継子なんだ…。その事実に背中を押されるように、自然と身支度をしていた、腰に日輪刀を差そうとした、その時だった。

「何しているの?」

背後から掛けられた声に、肩が震える。

振り返れば、無一郎くんが私を見上げていた。

「あ…あの、稽古に…」

「熱心だね。冨岡さんの所へ行くつもり?」

無一郎の言葉には、棘があった。

無一郎はゆきの腕を掴み、そのまま布団の中へと引きずり込んだ。

昨夜のままの無防備な姿で、けれど、日に日に逞しさを増す体躯で私を簡単に組み敷いた。

昨夜のような激しい熱はない。

しかし、ゆきが言葉を失っていると、無一郎はふっとその表情を緩めた。

「…君を信じてるよ。行っておいで」

意外な言葉に、ゆきは呆然と無一郎を見つめることしかできなかった。

無一郎はゆきの頬に手を添え、昨夜とは違う、甘く溺れるような口付けを落とす…。

何度も何度も熱を移してくる…

「冨岡さんの所へ行ってもいいけど…稽古だけだよ。してくるのはわかってるよね」

耳元で囁かれたその言葉に、私は震えながらも頷くことしかできない。

「じゃあ、いってらっしゃい僕は、眠いからもう少し眠るよ…。」

そう言って思ったよりも簡単に義勇の元へ稽古に行く事を許してくれた。

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