第92章 快楽に溺れる日々〜時透無一郎【R強強】
無一郎は、ゆきの身体に重なり合ったまま、心ゆくまでその温もりを静かな暗いこの部屋で楽しんでいた。
しかし、ゆきがふと小さくくしゃみをしたことで、官能的な空気は、消え日常の安らぎへと戻った…。
「…ごめん。冷えちゃったね」
無一郎は名残惜しげに身体を離すと、力が抜けて動けないゆきを軽々と抱き上げた。
そのまま廊下を渡り、湯気の立ち込める風呂場へと向かう。
ゆきは、さっきまでの激しい情事を隠すように、無一郎の胸元で顔を伏せ、一度もこちらを見ようとはしなかった。
無一郎はその様子に、愛しさを覚える。
さっきまで肌と肌を合わせ、互いの芯まで知り尽くしたはずなのに、今のゆきは遠くへ行ってしまいそうだ…あんなに積極的だったのに。
「…ねえ、何でそんなに隠すの? さっきまであんなに、僕を感じていたくせに」
風呂場に入り、ゆきを湯船の縁に座らせると、無一郎は意地悪く微笑んで、そっと太ももを開かせた。
そして自分の証で溢れた場所を指先でなぞった。
ゆきは肩を震わせ、さらに顔を真っ赤にして背を向けた…。
「きちんと洗わないとダメだよ。中も、僕の証で汚れてるんだから」
逃げ場を塞ぐようにして、無一郎はゆっくりと湯船に足を浸し、そのままゆきを抱きかかえて中へと引きずり込んだ。
温かい湯が二人の身体を包み込む。無一郎は湯の中でゆきの背中に回り込むと、遠慮なくゆきの腰を引き寄せた。
「恥ずかしいなら、浴槽の中で僕が洗ってあげる。…綺麗にしようね」
そう言って無一郎は、少し強引にゆきを自分の膝の上に乗せ、滑らかな肌を丁寧になぞり始めた。
一瞬義勇顔が脳裏をよぎり、罪悪感で強張るゆきの身体を、無一郎はすべてを見透かしたような優しい手つきで解きほぐしていく。
「む、無一郎くん…じ、自分で出来るから」
その時濡れた場所に、無一郎の指が滑り込んできた。
「あっ…んっ…」
「ここ…自分で指入れれるの?」
ゆきは、真っ赤になり下を向いてしまった。
「中も綺麗にしないとね」
無一郎は、中を優しい手つきで解していく…
「あっ…ん…はっ…んっ」
また波のように快感がゆきを飲み込んでいく…