第92章 快楽に溺れる日々〜時透無一郎【R強強】
暗闇に湿った吐息と、重なり合う肌の音が響く。
限界を超えて何度も果て、意識が遠のくゆきを、無一郎は逃がさない。
無一郎の手はゆきの腰を逃げ場がないほど強く固定し、突くたびにその体が快楽で波打つ。
背後から覆いかぶさる無一郎と肌を合わせ、ゆきはその成長を肌で痛感していた…。
初めて交わった頃のあどけなさは消え、今はただ、逞しくなった体…そして少年ぽさより男ぽさが増している。
体格差さえもが甘い屈辱となり、ゆきの理性を溶かして奪っていった。
何も考えられない…義勇さんの事も…忘れさせて無一郎くん
無一郎は、そんなゆきの心中がわかるのか?全身全霊でゆきを求めて執拗に腰を打ち付けた。
「ゆき、もっと…僕だけを感じて」
甘い声で囁きながら、無一郎はさらに深く、一点の隙間もなく奥まで挿入する。
逃げることを許さない愛撫に、ゆきは涙目で畳を掴むことしかできない。
やがて無一郎の呼吸が極限まで荒くなり、硬くなった身体の芯が熱く脈打ち始めた…。
無一郎はゆきの耳元で小さく吐息を漏らすと、最後の衝動に身を任せ、よりゆきの奥へ勢いよく突き抜けた。
「…うっ、ゆき……!」
無一郎の身体が硬直し、激しい鼓動と共に熱い愛の証が、ゆきの内側に次々と解き放たれていく…。
無一郎は熱い吐息を漏らしながら、長い時間をかけてすべてを注ぎ込んだ…。
そのあまりの量と熱さに、ゆきは呼吸さえ忘れ、ただただ無一郎に抱きすくめられて震える。
「う、動かないで…まだ出るから…」
熱い余韻が満ちる中、ようやく無一郎がゆっくりと身体を引き抜いた。
繋がれていた場所から、愛の証が糸を引いて畳に、したたり落ちた。
無一郎は力尽きたようにゆきの背中に額を預けた。
まだ小刻みに震えるゆきを背後から腕の中に閉じ込めた。
「明日も…今日みたいに抱いてあげるね…」
無一郎は、そう言いながら背後からもっと強くゆきを抱きしめた。
ゆきは、なんとか泣いている顔を見られることなくやり過ごせた。義勇の手紙が頭をよぎる…
こんなに、激しく抱かれたのに…もうすぐに、義勇の事を考えている自分がいる事にゆきは気づく。