第90章 好き〜時透無一郎 冨岡義勇【R18】
「無一郎様…今よろしいでしょうか?」
美月の声が凛と響く。しかし、無一郎はぴくりとも動じず、ゆきの唇を塞いだまま、舌をさらに深く入れていく。
「…っ、ん、ぅ…!」
強引に差し込まれた熱い舌が、口内を撫でる…。
障子から差し込む眩しい朝の光が目を開けていられないほど、ゆきの頭を真っ白に染めていく…。
苦しさに耐えかねて、無一郎の隊服をぎゅっと掴んだ。
「無一郎様? いらっしゃいますよね…?」
すぐ襖の向こうに美月の気配がある。
その緊張感の中、ようやく解放された唇から、耐えきれない艶っぽい吐息が漏れた…。
「はぁ、っ、む、いちろ…く…」
苦しそうにしているゆきをじっと見ながら無一郎は、口を開いた。
「美月後にしてくれる…悪い子に、今お仕置きしてるから」
無一郎は、ゆきをそのまま畳の上へと押し倒した。
隊服のボタンが外され、朝の光に晒された服がはだけていく…。
剥き出しになった肌を、すぐに無一郎の熱い手のひらが這う…
「やっ…やめて」
「君は朝帰りした悪い子だ、お仕置きしないと。冨岡さんと何してたか言えよ」
「…無一郎くんだって、美月さんと抱き合ってたくせに」
悔しさと嫉妬で声が震える。
しかし、無一郎は冷めた瞳のまま、ゆきの首筋に唇を寄せた。
「それには、理由があると言っただろ?」
「わ、私にだって理由がある…」
「君にどんな理由が?ここで僕の帰りを待てばいいものを…」
無一郎は、容赦なくゆきの服を剥いでいく…
「あの…無一郎様」
襖の向こうの美月が、また声をかける。
「いいから、後にしろよ…簪の件なら後で一緒に探しに行くから」
「あの…そうではなく」
「もう、なんだよ!」
しつこい美月に、痺れを切らし襖を勢いよく無一郎は、開いた。
美月の背後に思わぬ人物が、立っていた。