第86章 無一郎と美月の秘密【R18】時透無一郎
「君が今朝からおかしいこと、僕はちゃんと気づいているよ」
無一郎は、耳元で溶けるように甘く囁きながらゆきの隊服の第一ボタンに指をかける。
「待って、無一郎くん…! ダメだよ、汗かいてるし…ご飯の用意もしてくださっているし早く行かなきゃ」
「汗をかいててもいい。そんなの、僕が綺麗にしてあげるから、ご飯も後で一緒に食べよう」
焦る声に耳を貸す様子もなく、無一郎は手慣れた仕草でひとつ、またひとつとボタンを外していく。
必死にその手を押し返そうとする抵抗さえも、無一郎にとっては愛おしかった。
「さっき、あの隊士に嫌なことを言われて落ち込んでいたでしょ? そんな君を、僕が甘やかして、癒してあげたいんだ」
淡々と告げられる言葉とは裏腹に、無一郎の体は熱くなる…。
震える手を優しく絡め取り、そのまま畳に押し倒す。
抵抗すればするほど、重なり合う肌の面積が増え、皮肉にも隊服は滑り落ちやすくなっていく。
「待って…無一郎くん…っ」
「待たない。僕は君を、誰よりも大切で愛おしいと思ってる…。それを今から、言葉じゃなくて身体で証明してあげる」
抵抗出来ないように、無一郎は自らの体重を預けて覆いかぶさった。
指先が胸元へと滑り込み、薄いブラウスを押し開く。
露わになった白い肌が、綺麗に浮かび上がった。
「よかったぁ。中には、まだ跡がついてない」
安堵したようなその呟きに、ゆきはわずかな違和感を覚える。
「跡…? それは今朝、無一郎くんが付けた…」
「ねぇ、本当に気づいてないんだね。自分の首筋に、僕の知らない誰かが付けた跡があることに」
無一郎の指先が、義勇の残した跡をなぞる
「君は無防備なんだよ…特に冨岡さんにはね」
無一郎の指先が、ゆきの唇をゆっくりと、形をなぞるように這う。
「ねぇ、舐めて」
そう囁きながら、無一郎の指先がゆっくりと口内へ入っていく。
「僕の指舐めてごらん」
口内を指で支配する一方で、無一郎のもう片方の手は露わな胸を掴み、指先で尖った先端を摘み転がした。
「ん、ぁ…っ!」
指を舐めさせられながら、胸元へ突き抜ける鋭い快感。