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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第84章 柱の命令〜冨岡義勇 時透無一郎【R強】


畳の擦れる音と、義勇の荒い呼吸が静かな部屋に響く。

頭上で両手首を固く抑え込まれ、逃げ場を失ったゆきは、覆い被さる義勇を押し退けることが出来ない。

「言わないのなら、昨日よりも激しくするぞ?」

低い声…義勇はそのまま、奪うように唇を重ねた…。

昨夜の続きのような甘い口付けではなかった。

それは無一郎への嫉妬が混じった、暴力的な激しい口付けだった。

「んっ…ふ、ぁ…っ…んっ」

こじ開けるようにして舌が入ってくる…ゆきの口内を撫でていく。

唇を食べるように噛み、吸い上げる…。

あまりに激しい口付けに、ゆきの頭は一瞬で真っ白に染まった。

押し退けようとした指先の力は抜け、代わりに切ない吐息が漏れ出す…。

その甘い声を聞いた瞬間、義勇の中の男が疼き出した。

昨夜、胡蝶が一糸まとわぬ姿でその白い肌を目の前にしても、俺は…何も感じなかった。

それなのに、今こうして隊服越しに触れ、口付けているだけのゆきに対しては、胸が高鳴り身体が熱く疼いてくるのがわかる…。

普段とは違う隊服のスカートから覗く脚…。宿舎で何があったのか聞くための行為のはずが…暴走している…。

「っ、は…義勇、さん…苦し…」

酸素を求めて喘ぐゆきの唇を、義勇は解放するどころかさらに深く、塞いだ。

何度も角度を変え、喉の奥まで届きそうなくらい深い口付け…。

ゆきは涙を浮かべ、必死に首を横に振るが、何があったかは決して口にしない。

言えば、義勇がさらに激昂し、騒ぎになるのが分かっているからだった。

だが、その態度が義勇をさらに追い詰めていく…。

ゆきの濡れた瞳、乱れた吐息、そして自分だけに向けて漏らす甘い声。

「言わないのなら、もう止めるつもりはない」

口付けだけでは到底抑えきれない事は義勇本人が、一番分かっていた。

義勇は自由な方の手でゆきの腰を引き寄せ、密着させた。

硬いものがスカートから淫らに覗く太ももに押し当てられる。

こんなの駄目…おかしい…このままじゃ…

ゆきは、必死に義勇の胸を両手で叩いて抵抗した。

「や、やめっ…ぎ、ぎゆう…さんっ!」

義勇は、一旦自由になったゆきの両手をまた頭の上で拘束した。

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