第82章 甘い私の身体〜時透無一郎 不死川実弥 冨岡義勇【R強強】
激しく体を突き合わせるたび、ゆきの意識はとろけるように遠のいていく。
お酒のせいか、快楽のせいか、ゆきは今にも眠りに落ちてしまいそうになっていた。
「…ゆき、まだだ。眠らせない……」
義勇は、ゆきの胸を両手で強く掴み、普段の冷静さからは想像もつかないほど激しく腰を動かした。
「お前の中で果てたい…」
部屋に肌がぶつかる音と濡れた音が響く…
やがて、熱いものが一気に溢れ出し、義勇はゆきの奥深くで白い液を放った…。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
行為が終わると、ゆきはもう夢の中へ吸い込まれようとしていた。
さっきまで「好き」とささやいていた唇は、今は静かな寝息を立てるだけ…。
「…明日になれば、また俺を嫌うのか?」
今夜の言葉は、お酒が言わせた嘘なのか?それとも、ずっと隠していた本音だったのか?
ゆきの太ももにつたう…義勇自身の白い証を手拭いで綺麗に拭き取り、隊服を直してやった。
目が覚めたとき、自分がそばにいない方がゆきのためだろう。そう判断した義勇は、まだ夜が明けないうちに、見回りのため部屋を後にした。
外の冷たい空気に触れても、体にはゆきの肌の柔らかさと、甘い声の余韻がしつこく残る。
「…全然、足りない」
一度触れてしまった愛しさに、義勇の心はさらに激しく疼いてしまった。
たとえ明日、ゆきが全てを忘れていたとしても、この秘密の夜の感触は、義勇の心に…体に…深く刻み込まれた。
ーーー
「さん…冨岡さん…冨岡さん!」
はっと義勇が、しのぶの声で我に返る。
「とにかく、早くゆきさんを屋敷から出してください…約束ですよ…」
しのぶは、そう義勇に告げるとぎゅっとしがみついてきた。
ゆきの甘い香りとは違う薬草の香り…好きになれない香り…。
昨夜のゆきの柔らかい体に…甘い香りがもうすでに恋しくなっている…。
しのぶは、抱きしめ返してくれない義勇になおもしがみついた…。