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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第82章 甘い私の身体〜時透無一郎 不死川実弥 冨岡義勇【R強強】


義勇は、大きく深呼吸した

「お前は、先日求められたら応えると確か言っていたな」

な、何で今その話を出してくるの?義勇さん…

​「は、はい…」

ゆき​は後退り、視線が泳ぐ…義勇の纏う空気が、いつもの冷静な感じではないのがすぐにわかった。

​「ならば…俺が求めても応えてくれるのか?」

​一歩、義勇が踏み出す。ゆきは逃げるように下るが、すぐに冷たい壁に追い詰められた。

逃げ場はない…義勇は大きな手でゆきの肩の横の壁を突き、逃げ道を塞いだ。

​「情があるとか関係なしに…お前が欲しいと言えば、応えてくれるのか?」

​「義勇、さん…?」

​あまりに直接的な言葉に、ゆきの鼓動が早まる。

昨夜、自分を呼び捨てにし、柔らかな体温を預けてきたお前…俺は胡蝶と付き合うと決めたのに…こんなにも揺れ動く…

​義勇の顔がゆっくりと近づく。鼻先が触れそうな距離で、熱い息がゆき​の唇にかかった。

​「昨夜の俺への甘えは、酒のせいだけか?」

「ぎ、義勇さん?」

​大きな掌がゆき​の細い顎を持ち上げ、親指がゆきの震える下唇をなぞる。
その指先の愛撫は優しく、ゆき​の腰が甘く痺れた。

​  「…っ、ん。や、やめっ」

ゆき​が思わず漏らした小さな吐息に、義勇の理性が音を立てて崩れかける。

お前を組み敷き、その肌に自身の痕を残したい。昨夜、俺の名を呼んだその唇を、今すぐ欲望で塞いでしまいたかった。

​義勇の唇が触れるかというその瞬間、廊下から足音が近づき、ふすまが開かれる音と共に優しい声がした。

​「おはようございます」

​その声に、二人の肩が揺れた。義勇は咄嗟に腕を引き、ゆき から距離を取った。

​入口に立っていたのは、微笑みを浮かべたしのぶだった。

​「胡蝶…」

義勇の声は、動揺を隠せない。

​「今日は一日休暇だと伺いましたよ。せっかくのお休みですし、少し外の空気を吸いに、お出かけでもいかがですか?」

​しのぶは一歩、部屋の中へと踏み込んだ。彼女の視線は、赤らんだ顔で俯く ゆき と、壁際に立ち尽くす義勇の間をゆっくりと往復する。

​「…先ほど、何かお二人で大事なお話でもされていたようですが。お邪魔でしたか?」











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